出待ち

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    脱衣所。

    あたしがお風呂に入っている間、とったんは時々ここで待ってる。



    はい、お待たせとったん。
    出ましたよ。

    待ちすぎて眠たくなってきたの?





    朝の日なた

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      涼しい風が吹いて気持ちいいね。

      とったん。


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        百貨店で販売していた置物。



        一瞬とったんかと思ってハッとなった。

        それくらい猫っぽかった。

        よく見ると丸い石に色をつけたもの。

        綺麗なキジトラ。

        こんな風に座った時のお腹の丸み具合がよく似てる♪

        かわいいな。

        表情もかわいい。

        緑色の目。

        とったんの目も光によって同じような色になる。

        口元だけが白いのも似てる♪





        ダイエット前のとったんにそっくりなのがあったよ。



        ヌン。


        ガムテープ

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          とったんが狙うガムテープ。



          足の向こうでピタピタしているガムテープをのぞくとったん。



          体を傾け隙間からガムテープにロックオン!



          バシッ!

          とったんナイスゥ!

          上手だね〜♪




          ははのひ

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            とったんのお母さん。

            とったんを産んでくれてありがとうございます。


            出会い3

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              手の平にとったんを乗せてるあたしにその人は、子猫拾ったん?って聞いてきた。
              奥さんと息子さんが後からやってきた。

              その男の人は、その猫あなたが飼うんだったら病院連れて行ってあげるわと言う。

              カラスにこらっ!って無意識に叫んだが、その瞬間にあたしに責任ができたことは分かってた。

              だからといってこの子の一生を守れる自信があるわけではなかった。

              近くの公園で毎日野良ちゃんの世話をしているおじさんがいた。

              その日もおじさんが現れないかと待っていた。

              もう時間がなかった。

              ぐったりしている10センチあるかないかのこの子猫は絶対死なせたくなかった。

              もう覚悟を決めないといけなかった。

              いつの間にか奥さんが動物病院に電話をしていた。

              休診日の動物病院の先生は連れておいでと言ったらしい。

              車も出してくれた。

              行くしかなかった。

              先生に診てもらった。

              悪いところはなかった。

              ミルクでお腹がパンパンだと言われた。

              全然泣かなかったのも、ぐったりしている様に見えたのもミルクでお腹が満たされて眠たいからと分かった。

              かわいいなと思った。

              3時間毎にミルクをあげて、その後ティッシュでチョンチョンとおしりのまわりを刺激しておしっこやうんちをさせることや、予防接種の時期を教えてもらった。

              病院の帰りペットショップに寄ってくれた。

              必要なものを揃えた。

              子猫用の粉ミルクと飲ませるための注射器。

              人間の牛乳だと下痢するなんてその時初めて知った。

              とまあこういうことがすんで家に帰ってきた。

              玄関で、『今日からここがお家だよ。』みたいなことを言った気がする。

              その時のとったんはにおいがしてた。

              野生のにおい。

              さっきまでお母さんと一緒にいて、まだまだお母さんの愛情が必要なのにと思いながら小さな体をふいてあげた。

              たくさんの人達の力をかりてとったんとの暮らしがスタートした。

              おしまい。


              たいへんなことがあったけど、毎日楽しく暮らそうね。

              とったん。

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              出会い2

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                カラスはまだ枝にいる。

                ふと草むらを見たら一匹の猫がこちらを見ていた。

                とったんと同じキジトラ。

                体を低くして目を真ん丸にして。

                とったんのお母さんだと思った。

                あたしはとったんを草むらに戻し、その場所から離れた。

                その時カラスはもういなかった。

                静かに草むらの様子を伺っていた。

                お母さん猫は草むらの中を這うように歩いてた。

                探してたんだと思う。

                必死で。

                とったんのすぐそばまで行ったのに。

                祈った。

                気づいて、気づいて。
                お願い。

                でも結果見つけられなかった。

                その時はなんでだろうと思った。

                とったんは泣き声を出さなかった。

                カラスとあたしのにおいがついていたせいかも知れない。

                何分くらい探してただろう。

                お母さん猫はその場所をあとにした。

                その背中が見えなくなるまで見てた。

                あたしは再びとったんを手の平に乗せた。

                とったんは泣きもしない、目も開けない、じっとしてた。

                日なたにあたり過ぎて熱くてぐったりしてるのか、お腹は空いていないか。

                だんだん命は大丈夫か心配になってきて、そのうち死なせたくないと思ってきた。

                左目尻に小さな傷があったが後は怪我はないと思った。

                顔を見た。

                とったんの目が開いた。

                初めて目が合った瞬間だった。

                小さな黒い目。

                今でもはっきりと覚えてる。

                丸くて小さな頭で。

                可愛かった。

                死んだらあかんでって声をかけた。

                焦りが出てきた。

                どうしたらいいのか分からず困っていた。

                しばらくそこで立ち尽くしていると通りすがりの男の人に声をかけられた。

                つづく。

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                初めて目が合った時のこと覚えてる?

                とったん。




                出会い

                0
                  とったんとあたしの出会い。

                  2002年5月6日昼過ぎ。

                  その日はゴールデンウイーク最終日だった。

                  天気がよく、朝から掃除をし布団も干して気分よく買い物へでかけた。

                  ほどなくして子猫の泣き声が聞こえてきた。

                  そういう季節だなと思いながら真っすぐ歩き続けた。

                  またすぐ子猫の泣き声がしてあたしはその声の方に目をやる。

                  なにげなく。

                  あたしは空を見上げていた。

                  カラスが飛んでいた。

                  翼を大きく広げ飛ぶカラス。

                  なぜか泣き声はそこからする。

                  カラスの両足で何かが動いている。


                  そこにとったんがいた。

                  小さな小さなとったん。

                  ミーミー泣いていた。

                  両手足がバタバタしていた。

                  びっくりした。

                  『こらっ!』

                  気がつけばオッサンのように叫んでいた。

                  カラスに向かって。

                  反応したのかカラスはとったんを落とした。

                  が、またすぐに旋回して鷲や鷹のような姿でとったんを掴んで舞い上がる。

                  『こらっ!』またオッサンになっていた。

                  また落とす。

                  そばに柿の木がありその枝にとまりカラスは羽を閉じて草むらの中のとったんを見てた。

                  今のうちに!

                  あたしは石を探した。

                  カラスがあたしを攻撃してきたら石を掴んだ手を振り回そうと思った。

                  カラスを警戒しながらどこだどこだと草むらを探した。

                  その時間は短かった。

                  その間に頭の中でいろんなことが浮かんできた。

                  子猫は何色かな。
                  怪我をして酷い状態だったらどうしよう。
                  オスかなメスかな。
                  助けたら飼うことになるのかな。
                  どうしようかな。

                  迷いながら、でも足が止まらなかった。

                  無我夢中だった。

                  泣き声がしない。

                  この辺かなこの辺かなと探した。

                  見つけた。

                  草むらの中で横向きになってた。

                  目を閉じてじっとしてた。

                  キジトラ。

                  頭の中でまた迷いがよぎったが、あたしは手を伸ばしとったんをすくいあげた。

                  手の平があまるくらい小さな子猫だった。

                  こんな小さな子猫見たことなかった。

                  男の子だと確認できた。

                  つづく。

                  あの日はたいへんだったね。

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                  誕生日プレゼント贈呈

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                    とったんへの誕生日プレゼント。

                    つめとぎ。

                    テーブルに置いていたらばれた。

                    またたび入りだからにおいでわかるか。



                    はい、とったんお誕生日おめでとう〜♪

                    遅くなってごめんね。

                    ベランダ様の新しいつめとぎですよ〜。



                    はいどうぞ。

                    思う存分とぎたまえ。

                    とったん。



                    とがないの?

                    とりあえず座ってみたの?

                    愛しい子。

                    とったん。



                    もう一つ買うか悩んでるプレゼントがある。

                    とったんにはまだ内緒。



                    こいのぼり

                    0
                      とったんこいのぼりですよ〜♪



                      昔からあたしはこいのぼりが気持ち悪くて苦手だが、今年はとったんに買ってきた。

                      ナンダコレ〜?

                      チェック中のとったん。




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